メーカーサイトからダウンロード可能なアップグレード用・OS修正用のPocket PC OS ROM アップグレードユーティリティーを使用し、非対応OSの機種、非対応の言語OSへと書き換える方法である!(他の言語OSへの書き換え)
iPAQを使って度重なる実験によりえた情報の数々である。同志の活動の参考・ヒントになればと幸いである。ただし自己責任であると言う事をお忘れなく!またAsukalにそれらのファイルの おねだりも遠慮願いたい!
1: HPのSoftware & DriversからDL可能なOSアップグレードユーティリティーを使用する。
様々な言語のアップグレード用のROMイメージがDL可能である。
2;対応機種用にあったPocket PC ROM Updateを使用する。
3:使用に必要な道具はデヴァイスとクレードル、
そしてWindows PC+Activesyncである。
★準備★ *DLした OS ROM Update (SP21470.exe等と言う名前を例に挙げる)を実行する。
*実行時必要なファイルが展開される。通常はwwindows\ipaq\SPI2170等と言うフォルダーが作成されその中に格納される。バージョンによっては展開時のパスが指定できるものもある。
またフォルダーにそれらのファイルが保存されずSP21470.exe実行中のみそれらのファイルがTempフォルダーに存在し、実行が終わる、或いは中止されると消えてしまうものもあるのでSP21470.exeを起動して、すぐにそのパスへ行きコピーし任意のフォルダーに保存をする。
その場合のパスはWindows XP系のPCなら通常
C:\Documents and Settings\同志のユーザー名\Local Settings\Temp\xxxxx となる。
*展開されたファイルは通常 UpgradeUT.exe と 日本語ROMならJapanese、英語ROMならEnglishと言うフォルダーである。このフォルダーの中に6つのファイルがあるはずだ。
そのなかで重要なのは” NK_GlamisBT22021WWE.nbf”等と言う名前の NBF拡張子のファイルである。(バージョン・言語によって名前はそれぞれ違う) このNBFファイルがOSをイメージ化したROMファイルである。
★UpgradeUT.exeの動作と仕組み★
1: UpdateUT.exeを起動する前に必ずデヴァイスをActivesyncでPCに接続しておく。Guestでも良い。
2; UpdateUT.exeを起動するとまずはじめにデバイスとROMイメージの言語・OSバージョン・デバイスの種類双方を検出し調べ上げる。がしかし この時点ではそれぞれの比較した内容は表示されない。
この場合検出するROMを格納するフォルダー名(english/Japanese等)が同時に比較されるデバイスの言語に準じていないと(調査の対象とみなされず)検出エラーとなる。
デバイスが日本語OS機ならフォルダー名をJapanese,デバイスが英語OS機ならフォルダー名をEnglishとすればそのフォルダーの中に格納されているROMイメーや、実行するUpgradeUT.exeの言語に関係なくとりあえずは調査の対象とみなしてくれる。
↑フォルダー名が言語と不一致の場合のエラー
3; これでROM格納フォルダー内のROMイメージが適合している・していないに関係無く最初のステップへ進める。
そしてデバイスの機種名・OSバージョン・言語が表示される.。同時にデバイス内のROMの 「Backup」、そして他のROMイメージからの 「Restor」 、そしてUpgradeUT.exeと一緒に DLしたROM格納フォルダー内のROMイメージを使っての「Upgrade」の3つのオプションが表示される。
<<日本語UpgradeUT.exeを起動した場合Backupのオプションのみこの時点で登場せずもっと後のステップで出てくる。 >>
★A:「Backup」 を選択した場合、デバイスの現状OSをROMイメージとして nbf形式で書き出して保存でき、後にResotreオプションからそのROMイメージをデバイスに書き込める。デバイスのROMイメージを書き出すパスやイメージ名は指定可能である。
Defaultでは「iPAQ224.nbf」と言った名前になる。 .nbfの前の数字はOSのROMバージョンである。
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★B;「Restore」 は別途保存してあるROMイメージ(Backupで作ったROMイメージやDLしたROMイメージ等)からデバイスにROMを書き込める。
B-1;保存してあるROMイメージを指定する。
B-2;指定したROMイメージを現在のデバイスと比較して適合するBackupイメージであるか照合する。ここで初めて不一致の場合エラーとなる。
照合判断する内容と基準は
*ROMの言語(同一言語OSでないとだめ)
*ROMのバージョン(通常デバイスと同じバージョンかそれ以上でないとだめ)
*デバイスの機種・シリーズ(細かいマイナーバージョンの違いは許されるようである、例えばH3630とH3600はOKであるがH3600とH3700はだめ)
↑言語の不一致 ↑モデルシリーズの不一致
B-3;この三つの条件が合えばNextへ進める。合わない場合はどの項目が不適合か、赤色反転文字で表示してくれる。その場合Cancelしかない。
↑バージョンが同じ場合もOKである。 ↑正常にチェックをクリアー
B-4;条件適合と判断されれば次の指示、デバイスのUSB Date Modeの起動の指示が画像と共に出る。デバイスごとにその方法が違うのでクレードルからはずし画像指示に従い再びクレードルに乗せる。
**古いBackupUT.exe(V1.1)等はUSBデータモードにせずにそのまま書き込んでしまう。
そしてNextで他のROMからデバイスへResotoreとしてROM書込みが始まる。
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★C;「Upgrade」 は本来の作業であり、DLしたROMイメージを本体に書き込む。
C-1; Upgradeを選択しNextをクリックし次へ進むとすでに調査済みの格納フォルダー内のROMイメージとデバイス内のROMイメージが適合しているか、ここで初めて判断不一致の場合エラーとなる。。
照合判断する内容と基準は
*ROMの言語(同一言語OSでないとだめ)
*ROMのバージョン(通常デバイスと同じバージョンかそれ以上でないとだめ)
*デバイスの機種・シリーズ(細かいマイナーバージョンの違いは許されるようである、例えばH3630とH3600はOKであるがH3600とH3700はだめ)
C-2;この三つの条件が合えばNextへ進める。合わない場合はどの項目が不適合か、赤色反転文字で表示してくれる。その場合Cancelしかない。
C-3;条件適合と判断されれば次の指示、デバイスのUSB Date Modeの起動の指示が画像と共に出る。デバイスごとにその方法が違うのでクレードルからはずし画像指示に従い再びクレードルに乗せる。
そしてNextでDLしたROMイメージをデバイスに書き込むUpgradeが始まる。
★Asukal Girl o'Decoy★
概略
多言語・他のデバイス・非適合バージョンのROMの書込みをRestorオプションを使い強制的に目的のデバイスへ書込みを行う方法
*Resotreに使うBackupされたROMイメージ(nbfファイル)の三つの条件をクリアーするため,他のROMイメージを使いごまかし、適合と読ませ、書き込む寸前にデバイスに書き込みたいROMイメージとすりかえる。
**英語デバイスへと日本語OS ROMを書き込む具体例**
@Restorを選択し,書込みたいROMを指定する際に別途DLした英語ROMイメージ、或いはBackupで作って置いた使用中の英語ROMイメージのあるフォルダーを開き指定する。
@デバイスとROMイメージの情報が比較され両方の言語・バージョン・機種が表示され適合となり次へ進める状態まですすむ。
@書き込みたい日本語ROMイメージを先ほど指定した英語ROMイメージ名とまったく同じ名前に改名し、同じフォルダーに入れ上書きする。(或いは英語ROMを別の名前にして、置けば上書きされない)
@そして画面の指示に従いデバイスをUSB Data ModeにしてクレードルにつなぎNextへ進めば日本語ROMイメージが英語ROMデバイスへ書込みが始まる。
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★Asukal Magic★
概略
多言語・他のデバイス・非適合バージョンのROMの書込みをUpgradeオプションを使いイメージ格納フォルダー内のROMイメージを適合するROMイメージで認証させてからupgradeされる(ROMが書き込まれる)寸前にROMイメージを多言語のROMイメージとすりかえる。
**英語デバイスへの日本語ROM書き込む具体例**
@ UpgradeUT.exeを実行する前にDLした日本語OS用のアップグレードユーティリティーで出来た格納フォルダーをJapaneseからEnglishと改名。
@さらに別途DLした、或いはBackupオプションで作り上げた英語ROMイメージをそのフォルダー内のUpgrade用の日本語ROMイメージ(nbf)の名前に変更し置き換えておく。日本語ROMはEnglishフォルダーから取り出しておく。
@UpgradeUT.exeを起動させデバイスROM・ Upgrade用ROMの検出が無事終わりデバイス内のROM情報とUpgradeなどのオプションが選べる。
@Upgradeのオプションを選択しデバイスとROMイメージの情報が比較され両方の言語・バージョン・機種が表示され適合となり次へ進める状態になる。
@先ほどの認証に使った英語ROMイメージを取り出し、書き込みたい目的の日本語ROMイメージをEnglishフォルダーに置いてすりかえる。
@そして画面の指示に従いデバイスをUSB Data ModeにしてクレードルにつなぎNextへ進めば日本語ROMが英語デバイスへ書込みUpgradeが始まる。
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★Asukal the Kagemusha★
間違ったOSイメージをデバイスに書込みOSが起動しない,或いはROMイメージ書込みに何らかの理由で失敗しOSが起動しない場合の復旧方法。ただしUSB Date Modeは生きていなければならない。
OSが起動しないとActivesyncでPCがつなげない、そしてUpgradeUt.exeがデバイスを検出できない。
@機種、シリーズは違ってもいいので他のiPAQを使いそのiPAQで認識・認証されるROMイメージを使いRestoreオプションのROMの比較認証OKまで進む。
@この時点で起動しないデバイス用の正しいROMイメージを先ほど他のiPAQで認証させたROMイメージ名にしてすりかえる。
@デバイスをUSB Data Modeにするように指示が出た時点で、起動しないデバイスをUSB
Data
Modeにしてクレードルにのせ、先程の認証に使ったiPAQが繋がっていたと同じUSBポートへ差し替える。
@そしてRestoreを実行させる。これでROMイメージの書き直しが出来るのだ!
実はAsukalもH3760へH3870のROMイメージを焼いてみたら起動しなくなってしまった。その時この方法で再度H3760用のROMイメージを書き直したら正常に起動したのである!そう、これが他のデバイスを 影武者としてRestoreを成功させたのである!
しかし同志諸君!
他の言語のROMへの書換は同機種のものを使う事、そしてオトリのROMイメージをROM書き換え前に 必ず目的のものと差し替えるように!
(Asukalは二度も差し替え忘れてオトリのROMを書いてしまい泣いたのである!)
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