2005年06月16日

★梅州・流浪の民の都★

本日未明、スワトウを車で出撃、道なき道を乗り越えて走る事およそ3時間、到着したのは梅州・梅県-大埔である。

中国の流浪の民/客家人の故郷、 世界に散らばる華僑の1/3を占めるという客家華僑の発祥の地である。

客家人=ハッカヤン(広東語読み)、クーチャレン(北京語読み)、 ハッカギン=(客家語・多分)

そして日本語でも「ハッカジン」と読むのである。 ためしにWindowsのIMEで「はっか」と打ってみてくれたまえ、 驚くことに「客家」と変換候補が出てくるはずである。

太古の昔、中原地域(黄河流域)に住んでいた紛れも無い漢民族である。100%漢民族である。北方民族の侵略対し最も勇猛果敢に戦った一族である。そう、 もっとも勇敢に最前線で戦ったため北方民族により南方へと追いやられた流浪の民の末裔である。 そして始皇帝時代はベトナム北部までその手におさめた民族でもあると言う。

現在、広東省、海南、四川、広西省、台湾とその分布範囲は広く、 始皇帝の時代から数千年たった今も、それぞれ数千キロ離れて暮らす客家同士はほぼ同じ客家語で通じてしまう (Asukalの客家人の友人の話)と言う。

南へい追いやられ移住した流浪の民は先住民からは侵入者扱いとされ厳しい環境の中での生活を強いられ彼らの安息の地は自然環境の厳しい山岳地帯や高山地域であった。そして外敵(よそから流れ込んだ人々) と言う意味合いで「客家」と呼ばれるようになったと言う話である。 英語でもHakka Guest Peopleと呼ばれていると言う。

Asukalの勝手な想像ではあるが彼らの話す客家語こそ、古代中国、黄河流域の正当な中国語の伝承者であり、 広東人の漢民族化に少なからぬ影響を与えていると信じている。(一切の確証も根拠も無い)

彼らの言葉を聴いていると今の北京語とはかなり程遠いがなにやら中原の北京語のにおいが聞こえてくる?のだ、 そしてある部分は広東語のにおいもする。がもちろんどちらともかなり違うのであるが。

当時の彼らは外敵(先住民)から身を守るため数家族がひとつの建物に一緒に生活をした。 その住居は幾つかの家屋が連なりドーナツ型を形成し中庭を持つ、 まるで要塞の様に外部から内側を守れるようになっていたと言うが今では観光客用にその姿を残すのみとなっていると言う。

東南アジアにも華僑として潮山華僑(潮州・スワトウ)、 そして福建華僑広東華僑(広東語を話す人々)と並んで一大勢力となっている。フィリピンのアキノ元大統領タイのタクシン首相、そして搶ャ平主席なども客家人の血を引く。

中国のジプシー、中国のユダヤ人、 など等色んな別称を伴うがAsukalにとっての客家人はとてもいい印象なのである。正直で実直、素朴で地味であるが商売相手としても信頼できる民族である。 もちろん悪いやつがいない民族はいないが総して言えばの話であるがかなりポイントは高いのである。潮州・スワトウ・ 福建華僑の様に不信感を持って付き合う必要が無い、何か安心感がある。

十数年前、ベトナム混乱期に最も信頼できたベトナムのパートナーも客家人であった。

今回梅県へと足を運ぶのは十数年ぶりである。 しかしその流浪の民の都は以前と変わらぬのどかな、 しかし険しい山林地帯であった。沿岸部の町に慣れてしまった今、何か懐かしい中国を垣間見たような気がする。 ちなみにAsukalの会社の番頭であり最も信頼できる右腕である男も「客家人」 である。信頼できる男である。

狂気がまかり通り、生き馬の目を抜く、油断ならぬ今の時代の中国で、 いつまでも変わらぬ素朴で実直な客家人であってほしいと願うAsukalである。ただ二本丸太式ウンチはそろそろ変えて見てもいいぞ!

Asukaly yours!

posted by Asukal at 00:22| 香港 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 中国聊天 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シンガポールのリー元上級相や、台湾のリー元総統なども客家みたいですね。
私の職場にも客家人がいます。
Posted by durian at 2005年06月16日 02:46
durianさん>彼らって他の華僑のように派手な存在ではないですが、実質剛健(って同志のサイト名とは関係ないですが)と言うなにやら着実さがありますね。台湾での存在位置はわかりませんが同じようなものと想像します。
Posted by Asukal at 2005年06月16日 03:25
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