2004年10月09日

★As Far As My Feet Will Carry Me★

今週は2本もドイツ映画を見た。と言っても二本ともDVDで二度目だが。
いつもアメリカ映画では飛び出してきてあっと言う間にアメリカ兵に撃ち殺され仮面ライダーに登場するショッカーの戦闘員のようにキャラクターも無く台詞もも無い殺人マシーンとしてしか描かれぬドイツ兵を敗戦国ドイツと言う立場から描いた映画だ。
↓の地図の赤いラインを徒歩で抜けた男がいる。
AAAAAAAAA



As Far as My Feet will Carry me (2001年ドイツ)
原題;So weit die Füße tragen (”足が運んでくれる限り”と言った訳だろうか)
実は感動したのだ、若きしころ見たチャップリンの”街の光”以来の感動だった。

Carry3 
AFAMF2

ストーリーはロシア戦線で終戦を迎え捕虜となってアラスカと海を挟んだ対岸近くの極東シベリアの強制労働キャンプ送りとなり、そこから妻と娘に会いたい一心で逃げ出しヨーロッパまでほとんど歩いて戻ったと言う一人のドイツ兵の物語だ。

氷点下40度ツンドラ氷原を命からがら抜け中央アジア、中東近く、そして国境を抜けペルシアへとうとうたどり着く。3年の歳月と彼を助けた人々、そして生きてツンドラを抜ける事は不可能な為無駄な追跡をやめるように命令する上官の言葉を無視し容赦なく追い続ける所長。すごい物を感じた。

細かい説明は映画評論家ではないのでしないが、後半にユダヤ系のドイツ移民に作ってもらった偽造パスポートでペルシャへとの国境の川にかかる長い橋のロシア側の検問をやっとの事で抜け橋を渡るのだが橋の半ばで待ち受けていた収容所の所長。その所長が一言「俺の勝ちだ!」と言って彼をそのまま通してしまう場面がある。逃げ切った彼に対する褒美なのだろうか?不思議だが感動した。いや所長も感動したのだろう彼の意思とやり遂げた事に。

Auskalも商売上のトラブルに巻き込まれ中国で文無/宿無しからの再スタートを余儀なくされ惨めな環境から、やはり娘に会いたい一心で涙ぐましい(自分で言うな!)努力の結果何とか這い上がれた。今思うとその気持ちが無ければ今も‘其の日暮‘で毎晩白酒を浴び便器を抱きしめて寝ているたのだろう。やはり家族を思う気持ちは人間に力を与えてくれる。その度合いは違うが共感した。

もう一つはStarlinglard
(日本ではEnemy at the Gatesがスターリングラードと言う報題で放映されたと聞くがそれでは無い)
有名なスターリングラード戦の話で全滅したドイツ第8軍の話である。
アフリカ/エルアラメインで功績を挙げ其の名を轟かせその後ロシア戦線へと送り込まれた第8軍の、Battalion(大隊)が主人公、その後大隊が小隊規模になって行き生き残った兵士全てが主人公である。と言っても最後にはやはりロシアの冬の広原で凍死してしまうのだが。

狂気の中、其の狂気を行う兵士であるのだが其の中で人間で有りたいと言う兵士たちを描いている。これも中々のものだ。

二つの戦争映画、痛快に敵を蹴散らし勝利を収めていくアメリカ戦争映画には無い趣が有る。

ただしドイツ語セリフ/中国語字幕はやはり疲れるのだ。


posted by Asukal at 13:28| 香港 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
As Far as my feet will carry meは実話です。
Posted by Asukal at 2004年10月10日 13:13
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